愛と誠
有観客となったパリオリンピックをはじめ、弘前ねぷたまつりが通常通り開催されるなど、世界を変えてしまった感染症による様々な制限が解除され、ようやく日々の日常を取り戻した 2024 年。世界各地で起こる紛争は終わりが見えず、地球温暖化は地球沸騰化へと言葉を変え、自然災害の激甚化・少子高齢化・物価高騰など、社会問題・地域課題はこれまで以上に多岐に渡り重厚です。我々責任世代である弘前 YEG がこの課題を少しでも解消して行くためには、これまで以上にこの郷土を愛し、郷土に愛される団体とならなければなりません。他人の喜びを自分の喜びとする想いが「愛」であり、世のため郷土のためになることへの想いが「誠」です。それは何よりも尊く、今の弘前、今の弘前 YEG にとって不可欠なものです。
人生を豊かにする YEG であるために
創立 35 周年を迎えた弘前 YEG は、これまで様々な事業を行い、地域における重要な役割を担ってきました。これからも弘前 YEG が地域に愛されるためには、実際に活動を展開する会員ひとりひとりに愛され、持続可能な強い組織でなければなりません。
YEG 活動を行うために必要な時間という財産は、日々の忙しい生活の中から生み出さなければなりません。まちづくりのための時間を注げば注ぐほど、その分多くの学び・経験・仲間という財産へと新たに生まれ変わります。有限な時間を注ぐことが「割かれる」や「失われる」といった消化の発想へなること無く、「生み出す」や「活かす」といった昇華の発想へと導くことも、次代への先導者としての責任であると考えます。
YEG 活動を行う姿や魅力を広く発信することにより、より多くの志を同じくする仲間と出会い、その絆と共にさらに強い組織へと進化していきます。
一つの縁が大きな円となり、さらに喜び溢れる宴や¥にもつながる。そんな YEG の魅力を再認識し、会員の人生において YEG 活動に注いだ時間がいつまでも輝き続けるために、YEG であることの価値をこれまで以上に高めて参ります。
地域経済を牽引するために
地球環境や社会情勢の深刻化、ビジネスの複雑化により、不確実性の時代と言われる現代で、地域を支え先導して行くためには、自企業の発展が不可欠です。YEG 活動の中心である企業経営の勉強や研鑽の場、ビジネスマッチングの機会を多く創出し、DX・AI など時代の変化に応じた技術を積極的に活用し、青年経済人としての資質向上へとつなげ、会員企業力の向上に努めます。
目的達成や問題解決のために思考と試行を重ね、志向し続けることで至高に至ることを信じて‥。
地域の未来のために
2024年人口戦略会議にて、全国の約4割にあたる 744 の都市が、若年女性人口が 2020 年からの 30 年間で5割以上減少すると推計される「消滅可能性都市」として発表され、弘前市も名を連ねました。四季折々で表情を変え、歴史的、文化的にも魅力溢れるわが城下町弘前の消滅を防ぎ、持続可能なまちへと創造するためには、これからの地域の未来を託すことができるオピニオンリーダーの存在が不可欠です。地域の宝である子供たちへ向けた郷土愛醸成プログラムによる弘前 LOVERS の創出と育成をこれからも続けて参ります。
子は親の鏡であり、親の純粋な愛は子に忠実に反映されます。
親は子の鑑であり、親は常に子の手本でなければなりません。
地域の笑顔のために
まちづくりとは、自治体だけに頼ることなく、志を同じくする者が力を合わせ、勇気と情熱をもって、創意と工夫で地域の魅力を高めることであると考えます。
街が活性化する地域産業が生まれれば、街は賑わい、潤い、人々の笑顔が溢れます。
人々の笑顔はさらに新たな愛着や誇りを生み、発信することでまた人が集まり、さらに賑わいが増し、人口減少を防ぐことへとつながっていきます。
その行動はこれまでも先輩方が取り組まれてきたものであり、弘前 YEG にしかできないことです。先輩方の想いを紡ぎ、地域の笑顔へとつながる事業を展開して参ります。
Yeah! Enjoy! Glamorous!
日本語の基礎である五十音は、「あい」から始まり「をん」で終わります。
これまで弘前 YEG に関わって頂いたすべての方々からの愛に、感謝と敬意を表すると共に、このご恩を未来へとつないで参ります。我々が YEG として地域のために愛と誠をもって楽しんで行動する姿こそが何よりもカッコよく、その行動こそが明るい未来へとつながることを信じて、精一杯努めて参ります。
何卒よろしくお願い申し上げます。